基本的な仕様
征服は軍集団と違って技術ポイントが無く、基本的には戦役に近い形になっています。しかし一部では軍集団の要素も取り入れられており、広大なマップをある程度進めやすくなっています。
·主要都市(都市名と所属軍団が表示されており、所属国の表示が太陽のようなマークになっている)を全て制圧されると敗北する。その時に制圧されていなかった都市や工場などは最後の主要都市を制圧した軍団のものになる。敗北と同時に残ユニットは消滅する。 ·特殊部隊は所持しているものを全て、何回でも使用可能。ただしクールタイムが必要で、そのターン数は軍集団のものと同じ。 ·強行軍(行動したユニットを選択すると画面下に靴のマークが並ぶ)、将軍の転任(将軍マークに↓のマーク、自分で付けた将軍のみ)が可能。強行軍は1ターン1ユニットのみ、転任は6ターンに一度のみ。 ·ユニットの募集、補充は戦役と同じく各ユニット1ターン1回ずつ。ただし生産はカウントされないため、2積みをすぐに作れる。ただし海軍は将軍を付けても1積みしかできない。 ·重工場でのみ重戦車、重火砲は生産ができる。また、空軍基地でのみ戦略爆撃、ミサイル、核爆弾が使用できる。軍集団とは違い、工場→重工場や空港→空軍基地にアップグレードはできない。
征服に初めて挑戦する前に
初心者の人はいきなり征服をやるのではなく、将軍を雇ったり、シナリオをある程度クリアして資源をためてから将軍・技術・部隊をある程度強化しておきましょう。
基本的な流れ(大体こうなるということ)
デンマーク、ベルギー、オランダは安定の即落ち2コマ。特にベルギーは2ターン目に敗北することさえある。基本的にプレイヤーが絡まない戦線では徐々に押し込まれて行き敗北する。 敵味方共にAIは積極的攻勢を仕掛けるようになっており、前線では序盤から激しい攻撃を受ける。しかし、逆に攻勢を凌ぐ、空挺で長距離移動をする、などで裏を突けばガラ空きの都市を次々と占領することができる。空港からの空襲→空挺で都市を占領、というコンボが非常に強力なため、できる限り空軍技術は上げてあると楽になる。 地中海の島の都市、スカゲラク海峡(ノルウェーとデンマークの間の海)、イギリス近海、北アフリカ北東部では大量のユニットが押しかける激しい海戦がしばしば見られる。こうなると将軍付きの戦艦1隻を向かわせたところであっという間に輸送艦に纏わりつかれて撃沈するので注意。
敵味方共に歩兵を多く生産するが、敵は装甲車も生産してくる。工場の上に装甲車が生存していると、補給と補充を毎ターン行うゾンビ戦法を行ってくるため非常に性質が悪い。そのため、味方に資金を援助しても進軍が加速することはなく、侵攻を食い止めるくらいにしか役には立たない。唯一フィンランドはベロルシアが滅ぼしてくれるが、他の軍団に関しては自軍が攻略しにいく必要がある。 敵軍は各国が協力しているため、1つの都市近辺に複数の国の支配する施設があったり、飛び地に支配都市があったりするので、敗北による敵軍の消滅を狙う際は要注意。
易:難易度が低い。初めての人・初心者におすすめ。 普:ある程度以上の将軍や技術を備えた上でコツを押さえれば容易にクリア可能。中級者向け。 高:「普」に比べて難易度が上昇。高い技術や強い将軍が複数必要で、より高度な戦略が求められる。上級者向け。 難:最上級に難しい国。一歩間違えると滅亡する。達人向け。 超難:不可能に近い。プレイしても滅亡する可能性大。クリアできたら達人。
主力部隊はまずイタリア地中海部隊をジェノバ方面まで攻略しに行く。この際、フィレンツェくらいまでなら攻略してもいいが、ローマに行くのは地形が悪いためあまりオススメしない。ローマ以南はフィレンツェやアンコーナで歩兵を生産したり、ミラノで豹戦車のような特殊地形に強い部隊を生産したりして落とそう。 また、同時にスペインも相手にする必要があるため、幾らかの部隊をスペイン方面に向ける。戦力としてはイタリア方面軍の半分程度で構わない。こちらもマドリード周辺等は地形が悪く進軍し難い。降下猟兵やアイルランド親衛隊等の特殊地形無効がとても役立つ。 ドイツ方面軍を編成するため、歩兵を1部隊パリ方面へ進軍させておく。パリの重工場(できればパリの都市も)借りて、マジノ軍団が押し込まれ始めたら部隊を編成し始めよう。 また、アジャクシオには敵輸送船が来るので海岸砲を設置しておけば守れる。 アフリカ以外の主要な戦線に早期から部隊を送れるため比較的早期クリアが容易であり、資金力もあるため複数戦線も維持しやすく、難易度はあまり高くない。
ソ連に次いで負けにくい軍団の1つ。ドイツアフリカ軍団のロンメルや戦車将軍が攻めてくるものの、アレクサンドリアへ直行ルートを狙うためか何故か輸送船に乗って海を渡ろうとしてくる。地中海に居るカニンガムらの艦艇部隊を急ぎ北アフリカの近海へ移動させ、砂漠の狐を海の藻屑にしてしまおう。 ドイツアフリカ軍団は正面から突っ込んでくるが、歩兵や装甲車に機動力の高い特殊部隊をつけて迂回させ、空挺も使いながらドイツ軍の都市を狙うとよい。 ドイツアフリカ軍団の東部都市を殆ど奪取したら、ギリシャへバルカン救援軍を送ろう。アテネさえ落ちていなければアテネで重工場を使わせて貰えるので、輸送師団のように機動力がある特殊部隊を付けた歩兵に機動力のある将軍を乗せて急行するだけでも十分。重工場さえあれば重戦車のKV-6や重火砲のカチューシャで敵は殲滅できる。ベルリン方面へ中央突破後、東西に同時攻勢を仕掛けよう。各都市で空挺用の歩兵を量産し、次ターンで視界確保+空挺占領を行い敵のスカスカの後方都市を空挺で電撃的に占領しよう。
アフリカ方面軍はひたすらに地中海近辺の都市を主力部隊に攻略させつつ、時折存在する南の都市には空挺師団を飛ばして占領させよう。フランスのアフリカ軍団は結局アフリカから追い出されるのでアフリカ全土を攻略することになる。地中海の島は比較的生き残り易いのでアルジェ北の島が守れそうなら援軍を送るといい。空港からバルセロナ等のスペイン領へ侵攻ができる。
ドイツはポーランド、デンマークあたりを攻めるため、自陣が狙われる事はほとんどない。空挺電撃を駆使して敵国を赤く染め上げていこう。 フィンランドはレニングラード以北の部隊で上にある都市を占領。マンネルヘイムがいるため気をつけよう。また、レニングラードの空港からヘルシンキに向け空挺を飛ばし、後は一つ一つ占領すれば赤化完了。タリンは狙われるため動かさない方が良い。 ドイツ方面は適宜ポーランドの都市を貰って戦車、火砲を生産していこう。基本的にはドイツ本土へ、一部スロバキアに侵攻させる。ケーニヒスベルクにはグデーリアンがいるため少し待ってから攻撃した方が良い。 ジューコフ、ロコソフスキーはバルカンに向かう。ギリシャ、ウクライナ軍団が足止めしてるので、ここは都市を取ったら空挺で電撃的に占領していこう。その後、イタリア方面、北アフリカ方面へと侵攻すれば良い。 資金が余るならポーランド、フィンランド占領あたりからフランス各軍(主にマジノ)に資金援助していれば楽になる。イギリス遠征、ノルウェーは結構耐えるので援助は後回しで良い。
資金力も潤沢であり、最初から攻められることがないのでまず負けることがないと言ってもいい。基本的には重工場で生産したKV-6に将軍を乗せ、力業で制圧していけばいい。 まずはバルカン平定を目指し、終わったらアフリカ方面軍、イタリア方面軍、ドイツ北部方面軍を編成し、可能であればそれぞれに将軍を乗せたKV-6を配備する。 KV-6の機動力が高いと他の軍団はついていくのも大変なので、基本的には空挺師団を空港で飛ばしながらKV-6に追随させる形になる。フィンランドはベロルシア軍団に任せても大丈夫だが、スペイン、アフリカは自軍が行かないとどうしようもない。 放っておくとイギリス本土にドイツの歩兵部隊が大量に押し寄せるので資金に余裕ができたら資金援助しておくとドーバー海峡を渡る手間が省ける。
火砲将軍が二人は欲しい。また、歩兵将軍も居るならば楽になる。 都市が1つしかないうえ、最初からマンシュタイン等の戦車軍団による突撃を受けるため滅亡の危険性がかなり高い。まずは、敢えてブリュッセル周辺の部隊は戦車以外やや後方へ引くことでマンシュタインの攻撃対象にならないようにする。離れた場所にいる歩兵は、保険のためにランスへ向かう。また、工場では火砲を生産しておく。将軍は火砲2部隊と、居るならば歩兵将をブリュッセル側の歩兵に付けておくといいだろう。 2T目にはマンシュタインが突撃してきているはずなので、再行動も使って全力でマンシュタインを潰す。歩兵には擲弾兵師団、火砲にはM7自走砲等の特殊部隊を付けておくとより効果的。マンシュタイン撃破後は、残りの装甲車、戦車を撃破しながらケルンへと向かい、ドイツモブ将軍を撃破する。この途中、ランスへ向かった部隊はランス→パリと移動し、ブリュッセルが万一取られた場合の延命、資金の確保、パリの重工場の確保を行う。 序盤は資金に余裕がないためら空挺師団で広域に侵略しても都市の維持ができないため、1つずつ確実に占領しながら東進する。ある程度(収入が80を越えた辺り?)まで行けば空挺で一気に支配領域を広げられる。また、スペイン側にはパリの重工場から重戦車を送り込んで敵を殲滅しながら都市を占領していく。
都市が1つしかなく、文字通り一歩間違えれば即滅亡しかねない。ただし、同じような境遇のベルギーよりはまだまし。こちらは重工場を持ち、マンシュタインの最初の突撃の被害も受けない。 まず、重工場で重火砲を生産し、火砲と重火砲に将軍を付ける。重火砲の特殊部隊はカチューシャを付けるかエレファント戦車を付けるかは悩みどころ。エレファント戦車ならば序盤の装甲の殲滅が楽になり、カチューシャならばその後の敵の殲滅が楽になる。火砲は再攻撃の可能性があるM7自走砲がオススメ。 重火砲はベルギーを攻めているマンシュタインを遠方から狙い撃ち殲滅する。この際、再行動も利用してベルギーが落ちる前後にマンシュタインを落としたい。火砲は、歩兵を盾にしながら攻め込んでくる戦車を迎え撃つ。 マンシュタインの装甲軍団、最初の攻勢を凌いだら、ドルトムントを占領し、ケルン、フランクフルト等を順次占領していく。ただし、資金力で圧倒的に劣るため、無理な攻勢は厳禁。イギリス軍やフランス軍は早期に援護に来てくれるので連携しながら都市を掠めとろう。大量の歩兵に苦しめられるため、装甲車を生産して竜騎兵を付け、グデーリアンのような強い装甲将を乗せるのは有効な手段。ただし、重戦車が生産できるようになったり、倒されてしまいそうになったら解任することを忘れずに。 西部軍団をミュンヘン辺りまで後退させる頃には資金力にも多少余裕が出るはず。フランクフルトやハノーファーで重戦車を生産し、ドイツの東部軍団、バルカン諸国、イタリアの3方面に散らせよう。 イタリア方面軍は攻略後にそのままスペイン方面へ進軍し、バルカン方面軍は北アフリカへ渡る。ドイツ東部軍団と戦う軍団は、フィンランドは無理に戦う必要はないので東部が落ち着いたら動かす必要はない。将軍を解任して西部の戦線や北アフリカ戦線で再利用しよう。
重工場はコペンハーゲンにあるが、海を挟んでいるため運ぶのが多少面倒くさい。コペンハーゲン南から輸送船に乗って、ドイツの港経由で上陸しようとすると敵艦艇が邪魔なうえ、大量の敵に囲まれるため危険。よっぽど急ぎたい理由でもなければコペンハーゲン北西部から輸送船に乗って自国の港から上陸させるのが定石。また、序盤からレープ等の火砲将と戦わなければならないため、重戦車を早期に生産すると消耗する。 立地上、ドイツの東部軍団と西部軍団の両方に攻め込むことになるが、どちらも中々滅ぼすことは中々難しい。特にドイツ西部軍団はユーゴスラビアやギリシャに侵攻するため、中々滅びない。滅亡によるユニット消滅を狙う際は注意。 ドイツ戦線が安定し始めたら、資金に余裕があるときを見計らってスペイン方面に重戦車等の部隊を向けよう。生産にはパリやナントあたりの重工場を借りよう。
軍集団では地形上の問題で苦戦したが、征服ではかなり楽に戦える。アテネに重工場があるので上手く利用しよう。 バルカンの諸国でまともに戦う必要があるのはブルガリアくらい。ルーマニアやスロバキアはソ連やユーゴスラビアに攻め込んでいるスキに背後から都市を奪取して敗北させよう。 イタリア地中海軍団とは戦う必要があるが、ユーゴスラビアとの戦いである程度消耗しているはずなのであまり怖くはない。 イタリア地中海軍団の南部部隊が海を渡ってティラナ辺りに攻め込んで来たりイラクリオンにドイツアフリカ軍団が殺到する(ロンメルがやって来る場合もある)。これらの部隊は事前に技師師団で海岸砲を敷き詰め、海の藻屑としよう。アフリカからの輸送船が落ち着いたら逆にアフリカに攻めこもう。イタリア南部には陸路や海路を使うよりはティラナからのを空挺でターラント周辺に歩兵を送って空港、または都市を奪取するのが良い。 序盤からヨーロッパとアフリカの両方面に展開でき、序盤の攻勢もそこまで厳しくないため難易度は低め。固有技師師団(特に建設ターン-1)をある程度持っていれば海岸砲の敷設も楽になる。
1.初動(ハノーファーまで南下/目安:12T) オーラヴの砲兵と、クリスチャンサンの歩兵はスタックして海からユトランドへ(再移動を活用して足並みを揃える) スタヴァンゲルの空挺兵とオスロの歩兵(空挺化)は2T目にヨーテボリ(スウェーデン)の空港で待機する。
ベルゲンの装甲車は海路でユトランド、駆逐艦はユトランドとスカンジナヴィアの間の海域へ向かう。 4ターン目には重戦車(KV-6)をオスロで生産し、ユトランドへ急行させる。 フィンランドはほぼ気にしない。(一応都市に歩兵置くくらいはしておきたい)
コペンハーゲンが落ちそうになったら、ヨーテボリから空挺して奪還・防衛する。 流れでコペンハーゲンの空港を借りて、ユトランド側の部隊と連携してオーフスとオーデンセを奪還して守る。
重戦車の再行動を活用して、一気に敵を殲滅したらハンブルク→ハノーファーと空挺し、ハノーファーで2両目の重戦車(KV-6)生産する
2.中盤(地中海・ピレネー山脈に到達する/目安:2回目検証中。初回は40Tで到達) 空歩2/重戦1ずつ西部方面軍と東部方面軍に分ける。それ以外の後続はやや東部多めに回す。 基本は空挺で取っていき、取った都市には防衛歩兵と装甲車。届かない都市や敵野戦軍が多い場合はKV-6で殲滅する。
・西部 ブレーメン→ドルトムント→ブリュッセル・ケルン・フランクフルト 重戦車はフランス側に回し、最終的には南仏に至る。 南ドイツ方面は空挺をうさぎ跳びさせ、ヴェネツィア経由でそれぞれナポリとボドゴリツァを目指す。
・東部 ハンブルク→ベルリン→重戦車はバルト海沿岸をからケーニヒスベルクまで進み南下(ポーランド・ソ連が好調なら手前で南下してもよい) ベルリンからは放射状に空挺を展開しつつ、ブダペスト経由でソフィア・テッサロニキを目指す。
3.終盤(東西それぞれの全戦力をイベリアとアフリカに叩きつける) スペイン側は空挺で繋ぎにくく、部隊も溜め込んでいるのでKV-6で薙ぎ払う。あらかじめマルセイユで増産してモロッコまで進む。
イタリア側は数的にはなお厄介だが、資金に余裕があるので核で殲滅したり制海権を奪うことは容易。 アフリカに上陸する頃には海上に沸き続けていた敵軍も殲滅されているので塗り絵作業。